私の父と母は共に90歳目前の高齢者です。
高齢の父が昨年「癌」になったことから、私を含め家族の生活がガラッと変わってしまいました。
高齢の親を持つ者として、いずれは親の介護に向き合う時が来ることは少なからず覚悟はしていたつもりでした。
私は18歳で親元を離れたため、何十年もの間、親とは離れて暮らしていました。
万が一、親の介護が必要になったら「同居」が必要になるかもしれない…10年ぐらい前から「親と同居シミュレーション」を、頭の中で描いては消し描いては消しを繰り返していました。
今思えば、私の覚悟の大半は親と同居する覚悟だったように思います。
それが今年、現実となったわけです。
癌が見つかる
高齢者の介護と言っても、様々な形があると思いますが、私の場合は「癌」になった親の介護です。
父は昨年「膀胱癌」が見つかり手術。手術は成功。
しかしすぐに「腎盂癌」が見つかってしまいました。
高齢の父が癌…昨年の今頃はこの先どんな事が起きるのか想像できずにいましたし、高齢者の癌について全くの無知でした。